たんぽぽで染める

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草木染め

前回の投稿からだいぶ日が開いてしまいましたが、みなさんお元気ですか?
最近は暖かくなってきて、気持ちよく過ごしやすい日が続いています。
我が家の横にはちょっとした空き地があるんですが、今年はたんぽぽが大量。
このたんぽぽのかわいらしい黄色は染まるのかしら……?
ちょうど天気もいいし、いっぱい咲いてたのでささっとお鍋に摘んでサンプルを染めてみました。
染色日:2023年4月20日

草木染めサンプルレシピ

中媒染にてアルミ媒染、鉄媒染を行う。
染液はアルミ媒染用、鉄媒染用一緒に抽出する。

素材

  • シルク
  • ウール

合計2g。アルミ媒染用、鉄媒染用それぞれ準備する(合計4g)。

媒染液

アルミ媒染と鉄媒染を用意する。

アルミ媒染

市販のミョウバンを素材の重さの6%になるように計量し、水に溶いて使う。
今回は素材10g分の媒染液を用意し、適宜薄めて使うこととする。
ミョウバン 素材(10g)×6%=0.6g を水200ccで溶いて、40ccを薄めて使用する。

鉄媒染

素材の重さの30%になるように計量し、水に溶いて使う。
今回は素材10g分の媒染液を用意し、適宜薄めて使うこととする。
酢酸鉄 素材(10g)×30%=3g を水200ccで溶いて、40ccを薄めて使用する。

植物染料

今回はたんぽぽのお花の部分を使用。
お花の部分と書きながら、ちょっと中学校の理科を思い出しました。
たんぽぽって小さい花が集まってできたお花でしたっけ。こんな感じで茎の始まり部分からぽきっと摘んできました。
重さを量ったら、大体28g。
今住んでるところには、白いたんぽぽも生えてるんですが、今回は黄色いたんぽぽのみ摘んできました。

染液作り

手順

  1. 植物がひたひたになるくらいの水を鍋に入れて沸騰させる。沸騰後15分煮出したものを1番液とする。
  2. 1番液を抽出した後の植物に、再度ひたひたになるくらいの水を加えて沸騰させる。沸騰後15分煮出したものを2番液とする。
  3. 1番液と2番液を合わせて半分に分ける。
  4. 半分に分けた染液と合わせて500ccになるように水を加える。それぞれをアルミ媒染用、鉄媒染用とする。

 

煮出した液はこんな感じ。

今回、サンプルを染めるのが久しぶりすぎて、ちょっと失敗しました。
1番液と2番液の濃さがだいぶ違うんですが、1番液を煮出すときに水をたっぷり入れてしまいまして……。
煮出した後に出来上がったのが、1番液と2番液、合わせてだいたい800ccでした。
薄めずに、このまま染めに使っています。
たんぽぽ、煮る前は水に浮くのでいっぱいあるように見えるんですが、煮るとだいぶ嵩が減りました。

染色

手順

  1. 作った染液を鍋に入れて火にかけて温める。
  2. 15分撹拌しながら煮染めをして、火を消してさらに15分撹拌する。※染液は捨てない。
  3. 2回程度水ですすぐ。
  4. 媒染液に浸す(30分)。
  5. 2回程度水ですすぐ。
  6. 2の染液を再度温め、媒染した素材を戻し2の手順を繰り返す。
  7. 2回程度水ですすぎ、乾かす。

染め上がり

上:シルク(アルミ媒染)、シルク(鉄媒染)、中央:麻(アルミ媒染)、麻(鉄媒染)、下:ウール(アルミ媒染)、ウール(鉄媒染)

こんな感じに染まりました。やさしい色合い。
手元の羊毛のサンプルだと、スギナとたんぽぽは似たような色合いに染まっています。
スギナを染めたのがちょうど1年前なので、ひょっとしたら退色したのかもしれませんが……。
今度機会があれば、今までに染めたサンプルをすべて並べて写真を撮ってみようかなと思います。

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