エコプリントは草木染めの技法のひとつで、植物の形をそのまま生地に移すことができるのが特徴。
海外の方のインスタグラムを見ていて素敵だなと思い、挑戦してみましたので記事にまとめました。
準備するもの
- 生地(精錬済みのもの)
- 染材(玉ねぎの皮など)
- タコ糸
- 水、ぬるま湯
- 蒸し器
- ミョウバン(お好みで生地の重さの6%)
染材は玉ねぎの皮のほかに、ぶどうの皮も使いました。
試してはいませんが、紅茶の茶葉やコーヒーの出がらしなんかもおそらく染まると思います。
ミョウバンは今回染めてみて色が薄かったので、ぬるま湯で溶いて後媒染として使用しました。
ミョウバンはスーパーで購入できますよ!
下準備
染める生地を屏風畳みにしてぬるま湯につけておきます。
※未精錬の生地は洗剤を使って油やノリを落としておきます。精錬済みか未精錬かわからない場合は生地屋さんで聞いてみてください。
しばらくぬるま湯につけた生地を洗濯機で軽く脱水をして使用します。
今回は下地の研究をしていたので、それぞれのハンカチに分かりやすいように刺繡を刺してあります。
下地の話は下記の記事にまとめました。
染め方
①テーブルの上に生地を置く
テーブルの上に生地を広げます。
机や生地が汚れるのを防ぐために、テーブルマットなどが引いてあると安心です。
②染材を置く
好きな染材を好きなだけ、好きなところに置きます。
今回は玉ねぎの皮やぶどうの皮を使っていますが、紅茶の茶葉やコーヒーの出がらしなどもおそらく染まります。おうちにあるものでいろいろ試してみてください。
③くるくる棒状にする
端からくるくる丸めていきます。
④さらに巻いて、シナモンロールみたいにする
棒状になったら方向を変えて巻いていきます。
⑤タコ糸でぎゅっと縛る
タコ糸で生地が開かないようにぎゅっと縛ります。
⑥蒸し器で1時間ほど蒸す
蒸し器で1時間ほど蒸します。
蒸しあがった生地はすぐに触ると熱いので、冷めてから取り出すのがオススメです。
⑦タコ糸をほどき、染材をある程度落としてからすすぐ
生地が冷めたらタコ糸をほどきます。染材がぽろぽろ落ちるのでゆっくりと生地を開きます。
開いたら、残りの染材を落とすために水ですすぎます。
⑧媒染材に30分ほど漬ける
今回は色が薄い気がしたのでアルミ媒染を行いました。
生地の重さの6%のミョウバンをぬるま湯に溶いて、30分漬けます。
その後すすぎ、洗濯機で軽く脱水します。
完成
乾かしてアイロンをかけてみました。
夢幻染めと呼ばれる和紙があるんですが、それに雰囲気が似ていてとてもかわいい。
製品にするにはもう少し研究が必要かなとは思いますが、興味のある方は、ぜひ試してみてくださいね!