ミロバランで染める

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草木染め

今回はミロバランを使ってシルク、麻、ウールのサンプルを染色してみました。
染色日:2021年3月8日

草木染めサンプルレシピ(共通)

中媒染にてアルミ媒染、鉄媒染を行う。
染液はアルミ媒染用、鉄媒染用一緒に抽出する。

素材

  • シルク
  • ウール

合計2g。アルミ媒染用、鉄媒染用それぞれ準備する(合計4g)。

媒染液

アルミ媒染と鉄媒染を用意する。

アルミ媒染

市販のミョウバンを素材の重さの6%になるように計量し、水に溶いて使う。
今回は素材10g分の媒染液を用意し、適宜薄めて使うこととする。
ミョウバン 素材(10g)×6%=0.6g を水200ccで溶いて、40ccを薄めて使用する。

鉄媒染

素材の重さの30%になるように計量し、水に溶いて使う。
今回は素材10g分の媒染液を用意し、適宜薄めて使うこととする。
酢酸鉄 素材(10g)×30%=3g を水200ccで溶いて、40ccを薄めて使用する。

植物染料

染める素材の重さの1/4

染液はアルミ媒染、鉄媒染あわせて抽出するので素材の重さが2g×2=4g。
よって、植物染料の重さは4g×1/4=1g。
※最小計量0.1gのスケールにて測定。

今回使うのはミロバラン。インド更紗の下染めにも使われる染料です。
砕いたものを購入しました。めちゃくちゃ硬い。

染液作り

手順

  1. 植物染料1gと水500ccを鍋に入れて沸騰させる。沸騰後15分煮出したものを1番液とする。
  2. 1番液を抽出した後の植物染料に再度水500ccを加えて沸騰させる。沸騰後15分煮出したものを2番液とする。
  3. 1番液と2番液を合わせて半分に分ける。
  4. 半分に分けた染液と合わせて500ccになるように水を加える。それぞれを各媒染用とする。

 

抽出した染液はこんな感じ。
先日の五倍子と同じく薄い! 2番液のほうがよく抽出されている感じがします。

左:1番液、右:2番液

染色

手順

  1. 作った染液を鍋に入れて火にかけて温める。
  2. 15分撹拌しながら煮染めをして、火を消してさらに15分撹拌する。※染液は捨てない。
  3. 2回程度水ですすぐ。
  4. 媒染液に浸す(30分)。
  5. 2回程度水ですすぐ。
  6. 2の染液を再度温め、媒染した素材を戻し2の手順を繰り返す。
  7. 2回程度水ですすぎ、乾かす。

染め上がり

上:シルク(アルミ媒染)、シルク(鉄媒染)、中央:麻(アルミ媒染)、麻(鉄媒染)、下:ウール(アルミ媒染)、ウール(鉄媒染)

アルミ媒染は、マリーゴールドよりも薄めの黄色。
鉄媒染は、矢車よりも薄めのグレーに染まりました。

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