今回は玉ねぎの皮を使ってシルク、麻、ウールのサンプルを染色してみました。
染色日:2021年1月26日
草木染めサンプルレシピ(共通)
中媒染にてアルミ媒染、鉄媒染を行う。
染液はアルミ媒染用、鉄媒染用一緒に抽出する。
素材
- シルク
- 麻
- ウール
合計2g。アルミ媒染用、鉄媒染用それぞれ準備する(合計4g)。
媒染液
アルミ媒染と鉄媒染を用意する。
アルミ媒染
市販のミョウバンを素材の重さの6%になるように計量し、水に溶いて使う。
今回は素材10g分の媒染液を用意し、適宜薄めて使うこととする。
ミョウバン 素材(10g)×6%=0.6g を水200ccで溶いて、40ccを薄めて使用する。
鉄媒染
素材の重さの30%になるように計量し、水に溶いて使う。
今回は素材10g分の媒染液を用意し、適宜薄めて使うこととする。
酢酸鉄 素材(10g)×30%=3g を水200ccで溶いて、40ccを薄めて使用する。
植物染料
染める素材の重さの1/4
染液はアルミ媒染、鉄媒染あわせて抽出するので素材の重さが2g×2=4g。
よって、植物染料の重さは4g×1/4=1g。
※最小計量0.1gのスケールにて測定。
今回使うのは玉ねぎの皮。料理の際に貯めておきました。
染液作り
手順
- 植物染料1gと水500ccを鍋に入れて沸騰させる。沸騰後15分煮出したものを1番液とする。
- 1番液を抽出した後の植物染料に再度水500ccを加えて沸騰させる。沸騰後15分煮出したものを2番液とする。
- 1番液と2番液を合わせて半分に分ける。
- 半分に分けた染液と合わせて500ccになるように水を加える。それぞれを各媒染用とする。
抽出した染液はこんな感じ。
染色
手順
- 作った染液を鍋に入れて火にかけて温める。
- 15分撹拌しながら煮染めをして、火を消してさらに15分撹拌する。※染液は捨てない。
- 2回程度水ですすぐ。
- 媒染液に浸す(30分)。
- 2回程度水ですすぐ。
- 2の染液を再度温め、媒染した素材を戻し2の手順を繰り返す。
- 2回程度水ですすぎ、乾かす。
染め上がり
シルクのアルミ媒染は玉ねぎの皮そのままの色に染まりました。
シルクやウールなどの動物繊維は良く染まり、麻(植物繊維)は薄めの色合いになりました。