エコプリントの下地は何がいいのか

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

エコプリント

今回はエコプリントをするにあたり下地の比較を行いました。
エコプリントは草木染めの技法のひとつで、植物の色をそのまま生地に移すことができるのが特徴。
海外の方のインスタグラムを見ていて素敵だなと思ったので、研究してみようと思った次第です。

今回は綿素材を染めるにあたっての下地の研究。
下地としてはメジャーな五倍子と豆乳で試してみました。
普段は綿をあまり染めないので、下地を作ることはあまりありません。
豆乳の下地に関しては、以前挑戦したことはあるんですが、ムラになることが多いので諦めました。
今回は全体的にごちゃっと染めていくのでムラになってもOK、むしろかわいいんじゃないかなということで、試しにやってみました。

結果としてはあまり差がでなかったのですが、次回の参考のために記事にまとめておきます。

使用した材料等

共通

  • 綿のハンカチ3枚(精錬済み)
  • タコ糸

ハンカチは重さをはかったところ、3枚で約41gでした。

豆乳の下地

  • 豆乳50ml
  • 水200ml

今回は豆乳の4倍の水を使いました。※割合は諸説あり

五倍子の下地

  • 五倍子3.4g
  • 水700ml

五倍子は染めるものの重さの1/4で準備しました。五倍子染めのサンプルは下記の記事を参照してください。

用意した染材

  • 玉ねぎの皮
  • ぶどうの皮
  • ローズレッド(ペタル)
  • カレンデュラ

染材は確実に染まるであろう玉ねぎの皮、ぶどうの皮。
それから掃除をしていたら随分前に購入したもローズレッドとカレンデュラがでてきたので、試しに使ってみることにしました。

方法

下準備

染めムラを防ぐために、綿のハンカチを屏風畳みにしてぬるま湯に浸しておきます。
※未精錬の生地を使う場合は、事前に洗剤を使って生地についた油、ノリ等を落としておきます。

比較用にこのうち1枚を洗濯機で軽く脱水して、下地なしとして使用します。

豆乳の下地

ボールに豆乳50mlと水200ml、下準備をしたハンカチを軽く絞ってから入れ、30分ほど漬け込みます。

洗濯機で軽く脱水をして、これを豆乳の下地とします。

五倍子の下地

鍋に染めるものの1/4の重さの五倍子と水700mlを入れて、火にかけます。
沸騰後30分に出し、その後下準備をしたハンカチを軽く絞って入れ、30分ほど煮染めしました。

簡単にすすぎ、洗濯機で軽く脱水をして、これを五倍子の下地とします。

エコプリントのやり方は長くなるので別の記事にまとめました。
下記の記事を参照してください。

エコプリントで草木染めをしてみよう!
エコプリントは草木染めの技法のひとつで、植物の形をそのまま生地に移すことができるのが特徴。海外の方のインスタグラムを見ていて素敵だなと思い、挑戦してみましたので記事にまとめました。 準備するもの 生地(精錬済みのもの)染材(玉ねぎの皮など)...

今回は染めたのちに、アルミ媒染しています。

結果

下地なし

豆乳の下地

五倍子の下地

3種類並べて

上から下地なし、豆乳の下地、五倍子の下地

悲しいことにほとんど変わらない結果に。

考察

あまり差が出ないことがわかりました。
今回は下地を作ってから乾かさず、脱水のみだったので、ひょっとして乾かしたらまた結果が変わるかもしれません。
最後に媒染に漬け込むのもいいんですが、それだと全体的に色が似通ってしまうので(特に鉄媒染)、染材に直接媒染をつけるか、染材を媒染に付け込んでから染めるものアリかなと思いました。
ローズレッドとカレンデュラは古かったから染まらなかったのか、単に元から染まらないものだったのか。時間があれば、個別に抽出してサンプルを染めてみたいと思います。

エコプリントはまだまだ奥が深い感じがするので、時間を見つけて研究していきたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました