どんよりしがちな梅雨に、パッと明るいカラーで目を引く紫陽花。
その紫陽花をイメージして、草木染めのポーチを作りました。
Instagramでも制作過程を紹介しましたが、こちらにもまとめておきます。
デザイン出し
今回はスモッキングという、糸で生地を縫い縮めて模様を作る技法を使用したデザインを考えます。
デザインを出すときは、もちろん絵を描いてもいいのですが、今回は実際に手を動かして。
経験上、何かしら技法を使うときは、思った通りに行かないことが多々あるので、とにかく手を動かしました。
デザインの決定
たくさん手を動かしていたら、これはポーチにしたらかわいい! ということで、ポーチを作ることに。
仮縫い用のシーチングを使って形を作っていきます。
最初は片面にスモッキングのお花を2段、もう片面はギャザーの予定でしたが、金具をつけるとバランスが悪かったので、 両面にスモッキングのお花を3つずつ、それぞれ1列にしてすっきりと仕上げることにしました。
生地の選定
表地は草木染めをしたいので、リネン生地を使用することにしました。
厚さはどのくらいがいいのか、複数の生地で実際に作ってみてちょうどよい生地を探します。
最初は25番手の生地で試作。スモッキングの感じはかわいいものの、刺繍するには厚手で刺しづらかったので、40番手に変更。(麻は番手が大きくなるほど糸が細く、生地が薄くなります)
今度は裏が透けてしまうので、芯地を貼って再度試作。
裏地の仕様も、ギャザーからタックに変更したり、切り替えの位置を変更したりなど、修正を重ねています。
また、サイズが小さいのに、さらにスモッキングで生地が縮んでいる状態なので、ミシンで縫えない部分もあり、 どのタイミングで、どういう状態で、どう縫ったらベストなのか、試行錯誤しました。
生地の染色
生地が決まったところで、生地の染色を行います。
今回は夏の色として黄色、お花といえばピンク、紫陽花といえば紫かな、ということで、マリーゴールド、日本茜、ログウッドでそれぞれ染色しました。
縫製
ミシンで縫ったり、スモッキングをしたりしながら組み立てていきます。
裏地にはリバティ・ファブリックスを使用しました。
完成!
たくさんの試行錯誤を経て、ようやく完成!
大人の手のひらサイズで、アクセサリーを入れるのにちょうどよいサイズです。
バネ口金を使っているので、ポーチの開閉も片手で簡単。
箱に入れてお届けしますので、プレゼントにもオススメです。
下記サイトから購入が可能です。