スギナで染める

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草木染め

春の味覚つくし。だんだん暖かくなってひょこっと顔を出すところがかわいいですよね。
子どもの頃は、時期になると祖母とつくしを取りに行って、祖父と肩を並べながら、新聞紙の上で袴をとったのは懐かしい思い出です。
前回のカラスノエンドウに引き続き、春の野草で草木染め。
今回はつくしが生えた後に生えてくるスギナで染色をしてみました。
染色日:2022年4月20日

草木染めサンプルレシピ

中媒染にてアルミ媒染、鉄媒染を行う。
染液はアルミ媒染用、鉄媒染用一緒に抽出する。

素材

  • シルク
  • ウール

合計2g。アルミ媒染用、鉄媒染用それぞれ準備する(合計4g)。

媒染液

アルミ媒染と鉄媒染を用意する。

アルミ媒染

市販のミョウバンを素材の重さの6%になるように計量し、水に溶いて使う。
今回は素材10g分の媒染液を用意し、適宜薄めて使うこととする。
ミョウバン 素材(10g)×6%=0.6g を水200ccで溶いて、40ccを薄めて使用する。

鉄媒染

素材の重さの30%になるように計量し、水に溶いて使う。
今回は素材10g分の媒染液を用意し、適宜薄めて使うこととする。
酢酸鉄 素材(10g)×30%=3g を水200ccで溶いて、40ccを薄めて使用する。

植物染料

今回は草抜きのついでに引っこ抜いてきたスギナを使用。
根は切り取り、緑の部分だけを使いました。
重さを量ったら、大体106g。

染液作り

手順

  1. 植物がひたひたになるくらいの水を鍋に入れて沸騰させる。沸騰後15分煮出したものを1番液とする。
  2. 1番液を抽出した後の植物に、再度ひたひたになるくらいの水を加えて沸騰させる。沸騰後15分煮出したものを2番液とする。
  3. 1番液と2番液を合わせて半分に分ける。
  4. 半分に分けた染液と合わせて500ccになるように水を加える。それぞれをアルミ媒染用、鉄媒染用とする。

 

煮出した液はこんな感じ。

染色

手順

  1. 作った染液を鍋に入れて火にかけて温める。
  2. 15分撹拌しながら煮染めをして、火を消してさらに15分撹拌する。※染液は捨てない。
  3. 2回程度水ですすぐ。
  4. 媒染液に浸す(30分)。
  5. 2回程度水ですすぐ。
  6. 2の染液を再度温め、媒染した素材を戻し2の手順を繰り返す。
  7. 2回程度水ですすぎ、乾かす。

染め上がり

上:シルク(アルミ媒染)、シルク(鉄媒染)、中央:麻(アルミ媒染)、麻(鉄媒染)、下:ウール(アルミ媒染)、ウール(鉄媒染)

カラスノエンドウに比べるとよく染まりました!
植物の量もカラスノエンドウの時と比べると2.5倍だったので、野草で染めるときはこのくらいたくさんの量が必要なのかもしれません。

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